運命の人
誰しもが今一緒にいる相手は運命の人なのかと考えたことがあると思うのですが、運命の人は2、3人ぐらい候補があるように思います。
一緒に人生を共に出来る相手というのは個人の運勢だけではなく、個人の先祖やお互いの家族の歴史もしくはカルマの相性によってある程度決められていることが多いです。例えば物静かでシャイな人がいるとするとその先祖、あるいは後ろについている守護霊と呼ばれる見守っている存在はお互いの家系が繁栄するように、おしゃべりでその個人を引っ張ってくれる相手との縁を運んで来ます。
なので「この人に自分のことを好きになってもらうにはどうしたら良いのか」と悩んでいる人ほど叶わない恋をしていることが多いです。なぜならどうやって頑張っても一緒になれないのは一緒にいるべきではない場合や後ろにいる先祖がお互い「なし!」と結論づけた場合が多いからです。
そして恋愛では自分が良く思わない性質を相手が持っているケース、それから自分が恋愛で求めていたものを相手が持っていないケースが多いです。例えば、恋愛で情熱的でステータスを持った相手を探している人がいる場合は、大抵のんびりしていて身なりも気にしないような人を引き寄せる場合が多いです。
こう言ってしまうと、映画に出てくるような白馬の王子様がいないのかと少し残念に思えてくるかもしれませんが、相手に自分の理想を求めて誰かを探している場合は自分に何かが欠落していると無意識で認識しているのと同じので、ナルシストや暴力的な人、お互いを傷つける存在を惹きつけてしまうケースが多いです。
物理の世界でも反対のものが惹かれ合いますし、違う素質を持った魂同士が一緒にいる方がより新しい未来、人類として新しい人間を生み出すことが可能なので、似たもの同士というよりは陰と陽の存在が結びつきやすいように思います。
さらに愛されることが愛という考えだけではなく、愛することも愛であることに気づくための恋愛もあるので、「相手がこうしてくれない」と不満を持っている人に限って受け身の愛だけが愛であると思っている方も多いという印象を受けます。
出会って、付き合ってハッピーエンドという運命の相手を求めるのではなく、この人となら自分の良い部分も悪い部分も合わせて向き合っていけそうな親友のような相手を求めると自然と相手は見つかるものだと信じています。